とうとう千秋楽です。あっという間に4公演を迎え、ただただ楽しい2日間でした。
ロスが来るのは想像していたけれど、千秋楽が始まる前では、本当のところではわかっていなかったなあ。
千秋楽は、座った席がセンターに近かったので、センター横から見たものの描写が中心になります。
いよいよ、千秋楽レポです。
2019/7/28 千秋楽
アリーナF18列。ようやく反対側。正面センターが真横から見える位置。
千秋楽で違う方向から見れてよかった。
朧月夜が帝の前で舞を披露する場面。
朧月夜が舞ってる後ろで、操る弘徽殿の姿。これは、意中のままに操れる者を息子の妃にしようとしたということなのだろうか。
やっと見れた源氏と藤壺逢瀬の御簾の中。抱き寄せる右手、近づく顔にドキドキする。
陰陽師がセンター中央に登場、近くて良く見える。やっぱりノリノリ(笑)これは嵌り役だなあ。
藤壺がセンターで歌ってるのも近くて、歌う姿に見惚れる。スケート靴を履いているのに、立ち姿が美しい。横顔でも、十分伝わる感情。
ボロボロになった光源氏の登場も歩いてるところから見れて、刀をついてよれよれに歩いてきた。その後、檀上から降りながらの倒れこみ方がとても自然。
都に戻ってきて、檀上に上がるため、階段を一歩二歩と登る姿も氷から陸なのに構えず自然に登る。
さも普通の階段登るよう。そう、これは滑っていたのではない、歩いていたのだ。
歩いていた、で思い出したのが…。
雛壇と共に、ずらずら並んで登場するシーン。
立ち位置にスポットライトが当たっている。そこに向かう動きが、弘徽殿側はスポットライトに向かって、正面から回って入る。弘徽殿の打掛を捌く動きに合わせ、揃って回り込む。
一方、光源氏側は、スポットライトの上を歩いてくる、そう、歩いてきた。光源氏が真っすぐライトに向かって歩いていくので、その動きに合わせて、光源氏側はライトへ真っ直ぐ入る。
他の方は滑っているが、何で動線が違うのかと見ていて気づいた動き。ここでも、光源氏は歩いていたのだ。
藤壺と初めて会って、下がる動きも滑って下がるのではなく、歩いて下がる。
本当に細かいところだけれど、見る側が自然に動いていると感じていたのは、この辺りの動き方があったからなのかと思う。
きっさまーーーーー!(エコーかかっていた)からのスピードがもう今まで一番。このとき、階段から降りた朱雀はあっという間にショートエンドへ。(この回で朱雀の移動をやっと確認できた)
迫ったとき、一瞬ヒヤッとするぐらい近かったのに、きっちりかわす。
楽の光源氏は声張っていて、もう凄まじく光の君。
紫のうえーーーーー!!!
っっっきっさまーーー!
叫び声に情感がこもっていて、光源氏になりきっていた。
千秋楽での声のお芝居は、本当にここまでで一番だったと思う。
スケーティングもなおいっそうキレッキレッ。
そして、歌も!!
歌は回を追う毎に情感こもっていったけど、楽公演は憑依してたのか、と思うぐらい化けた。
どれだけ、昇っていくの、大ちゃん。
そして、最後は月になってほんとに昇っていった…。
あのギターの音色、次からはあのシーンを思い出して泣けるのだろう。
カーテンコール
大ちゃん「ありがとうございましたーーー!」のあと、安心のカミカミまであって。
地上に戻ってきた大ちゃん。
亜門さん出てきて、ここで記念撮影やるの?と驚いてた。(氷の上ではいつものことでも、舞台の方からすると新鮮だったよう)
かけ声決まらず、大ちゃん、ちえさん、おーーー!と拳を上げて撮影に。
カメラを忘れて帰るカメラマンに、カメラ忘れてると拾ってあげて駆け寄る大ちゃん。
あー、いつもの優しい大ちゃんだなと思う。
周回で、誠治さんイーグルも見せてくれて(ドヤ顔だったそう)、ほんとこのかたも何者!?と思った。このあと波岡さんとスパイラルも揃ってされたとか!?
全員を幕のそででハイタッチで迎える大ちゃん、その横でハグの嵐。
ステファンがユーリャを抱っこしてぐるぐるしてるのは見た。
最後のカーテンコール終わって、名残惜しく会場内に留まっていると、幕の中から鬨の声。
会場から立ち去りがたく、いつまでもこの余韻に浸っていたかった。
大ちゃんが泣くほど、充実した時を過ごせた舞台に立ち会えて、見てる方も幸せな時間を過ごした。
舞台は演者も観客もが一体となって作り上げるもの。その一員でいれて、本当に幸せ。
ここまで、読んでいただいてありがとうございます!
次回からは、他の出演者についてや、氷艶後に思ったことなどを書いていきます。
これからも、どうぞよろしくお願いします。